序 章 『月下の序章(プロローグ)』


     清浄なる月の輝きは、魔の物にもその加護を与える。秋夜の寂光は、
     黄金の輝きを呼び、柊 克也の元へと黒き使いを誘う。永劫の再生を
     行う神の腕輪はその扉として輝きの波紋を闇の中に放ち、克也は
     第一の階梯を迎える。
     

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