北欧・トロムソ・オーロラ見えるかな?旅行記4


   3/14 オスロでパスタ・アラ・マリネーラ、おまけつき(^_^;


        

      雪は降り続いてました…(-_-)

        
        

六時発のバスは雪の中を空港に到着(ToT)

        
        それにしても…来る前日もふぶいていたって言うし、
        一日、二日延ばしたところで状況は変わらないだろうなぁ(ToT)
        今回は運がない(ToT)
        

朝早いのにそこそこの人数で出発


        二時間のフライトはつつがなく終わって、
        

オスロに到着。

        
        ここからの電車の便は非常にいいとの事だったが…
        

無条件にエアポートエクスプレスに乗ると, 片道三千円!?(-_-#

        

      ホテル五千円差とやらのコペンに泊まっても同じじゃねーのか?(-_-#

        
        色々と旅程を決めるまでの経緯はありすぎたのだが、
        フライトがとっても混んでたので全体の枠が
        とにかくコペン往復の飛行機で決まってしまう。
        その間は都合がつくので、最初にオスロに止まっても、
        最後にコペンハーゲンに泊まっても、それはなんとかなるとか。
        コペンだとホテルも高いし…とかで、前半トロムソで、
        最後に一日をオスロにしたんだが。
        

      実際の内容はともかく、コーディネイトとしては最低だった…(-_-#

        

      何がって…やっぱり月曜は博物館ほぼ全滅…(-_-#

        

      しかも改装中の物が多すぎだ!!(-_-#(後述)

        
        月曜にトロムソをあてるのが必然。
        先にオスロかコペンを割り当てて、夜がメインのトロムソに夕刻到着を
        目指して移動がどう考えても正しい。せめて、帰国日の火曜の時間を
        博物館などへ有効に活用出来るように乗り換え地であり、
        出発が午後三時過ぎになるコペンハーゲンにするのが更に吉だった。
        (ホテル料金5000円アップを移動費でほぼ相殺されたとして)
        他にも現地情報の欠損が多くて…それがいいほうに転んだ
        ところもあるが、それは自分の努力と北欧の人々の優しさ次第だった(^_^;
        
        

      「教訓:旅程は自分で判断して人任せはやめましょう」

        
        さてオスロ。現地の言葉で『神の牧場』を意味するとか。現在は人口五〇万人を超えるノルウェーの首都。
        ヴァイキングのハーラル厳格王が十一世紀半ばに街を築き、十三世紀の終わりにノルウェーの首都に。
        しかしその後の発展は順調ではなく、北海、バルト海の権益を巡るトラブルや、ペストの大流行などで
        国力が減退すると、近隣諸国の影響を受け、十四世紀には隣国デンマークと連合し支配下に置かれ、
        一六二四年の大火災で大部分が消失。この時にデンマーク王のクリスチャン四世によって再建されたのが
        今の街の原形なんだとか。
        その後も一八一四年にスウェーデンに割譲されたりして、一九〇五年に独立を復帰、
        現在に至ったりしている。
        

二〇分くらいでオスロ中央駅に到着(^_^)

        
        

泊まったのは「Golden Tulip Rainbow Hotel Opera」


        最初に聞いた時はとっても怪しいホテルに思えたけどね(^_^;
        ホテルの側面には「ホテル オペラ」としか書いてないので
        別かと思ったけどこれだった。本当に駅のとなりだった。
        

あ、ちなみに部屋はスタンダードタイプ(^_^;


        
        これまた一人で泊まるのがもったいないような立派なお部屋。
        でもシングルの方が安いんじゃねーのか?
        

歓迎の表示と、有料の騙しサービス品も有り(^_^;


        一人で泊まるのは勿体無い(^_^;
        まあ、夜中にシャワー浴びてたら、
        排水口が目詰まりを起こすわ、
        受付の対応は悪いわ、
        部屋は変えられねーわ(埋まってたとさ)
        直しにきた鼻ピアスのおねーちゃんは美人だわ
        散々でしたがね(^_^;
        

      さて、なんとか開いている場所と手段を探して一時間悩む(-_-)

        
        フロントの地図を見て、ホテルに備え付けの旅行者ブックを見て、
        他のちらしとかと見て…
        

使いこなしきれるか分からんけど「オスロパス」を選択


        いつも活用する都市型のフリーパスで、
        およそ全ての交通機関がフリーで、
        主だった博物館や美術館がタダになるのでお得。
        24時間タイプで195NOKだったが、たとえばムンクのムンクのミュージアムが
        60NOK、市庁舎の見学が40NOK(夏だけ?)、バスや電車の1乗りが20NOKと
        元を取るのは楽勝と言える。んがしかし…これにも誤植があったりするので要注意(^_^;
        (これにも、結局、改装中が多くて殆ど入れなかったという落ちがあるのだが(^_^;)
        実際、無造作に交通機関を利用できるのはいいし、
        観光バス代わりにずっと乗ってたりもするのだった。
        

さて港沿いに開館してる場所と公園をトレース…ホテルは地図で駅のすぐ下

        

これが番号のリスト。絵だけ落とせば大きいよ。上のも。

        

そして日本語版(^_^;

        

      って…また歩くんかい…!(^_^;

        
        自分に落ちを求めつつ移動開始。
        

駅とその脇の公園を抜けて、左に折れる。


        足元の雪は多くないのだが、さすがに寒い。
        見かけ、トロムソの人たちよりも寒そうなのはなんでだろ?(^_^;
        まだまだ慣れないので地図を片手に右往左往(^_^;
        

景観は西欧


        フランス…というよりもイタリアな感じだった。
        レンガ造りの高い建築物が、四方を視界から
        閉ざしてしまって、背の高い目印もすぐに見えなくなって
        なかなか辿り着けない(^_^;
        結構、工事中の場所とかあったりして、
        再三の方向転換を余儀なくさていると、
        

いつの間にか迷彩服エリアの門をくぐってました(^_^;


        
        ちなみに写真は門をくぐってから内側から撮影したもの。
        

小さな橋の向こうには衛兵もいたりして…


        
        んでもまあ、結果的には開放されていた場所で、
        じーちゃんばーちゃんが散歩しているし、
        まあ、大丈夫だった(^_^;
        
        橋を渡る手前の、その奥にあったのが…実は…
        

…軍事博物館「Hjemmefront museet」…


        
        無料でした…(^_^)
        しかも優しい迷彩服のにーちゃんが親切に道順も教えてくれたし(^_^)
        

ハーケンクロイツのオンパレード…(*_*)

        
        真ん中のはV-1ロケットの試作品らしい。
        実際のところ不勉強でよく分からんのだが、
        二度の世界大戦中にドイツ軍に進駐されて、
        六千人が兵役を受けて、五百人が亡くなっているらしい。
        そのときの様子を色々と展示してあるのだが、
        ロシアや日本の軍隊の当時の姿なども書いてあった。
        日本の軍隊は「侍」と呼ばれる非常に自分に厳しい
        兵隊だった…と書いてあった。
        ロシアとはドイツの盾となって戦わされたようだった。
        それにしても…
        

こんなの見ながら沈黙に満ちたレンガと湿気の臭いの中にいると…(*_*)


        
        ひじょーにぞっとしないですな…(ToT)
        

      ちなみに真ん中のはマイン…爆弾だっ!(*_*)



        
        他にも剣やら、兜やら色々とあったけど、
        戦争の授業を受けている子供たちもいたりして、
        日本の戦後の教育なんかより、具体的で切実なんじゃないかと
        思ったりもした。
        
        若者が迷彩服を着てそこら中にいることからも、(本当にふつうにいるんだよね)
        兵役や国連への従軍が当たり前なんじゃないかと思うし。
        (そんな展示もあったし)
        

先程の衛兵の前を抜けて城「Akershus Slott」の方へ移動(^_^)


        
        通り抜けが出来るらしい(^_^)
        港の海岸沿いにあるこのお城「Akershus Slott」では
        かつての王族の暮らしが見れる。
        看板があったので中に入ってみたのだが、


誰もいない…


        
        開いてるドアから浸入して、しばし進み…


写真など撮ってみたが…角を曲がる前に引き返した(^_^;


        
        俺の真似をしようとしたカップルもいたのだが、
        そこで係員が出てきて、改装中でしばらく入れないのだと
        告げた…
        

      …どこに書いてあんねん!(^_^;

        
        出来れば、そーゆーときは看板を撤去してほしい…
        入り口に二つ折りの看板があって、かつての優雅な暮らしの写真とかあったら
        入りたくなるじゃん。
        つーか、老若男女を問わずみんな覗き込んでたから(^_^;
        
        ちなみにこの城の中の小さな建物は一部が
        ドイツへのレジスタンス活動の記念館となっていた。
        現代美術的な表現や、1920年〜1925年(だったかな?〜45年かも)
        軍隊の訓練や通信や盗聴なんかの展示があった。
        頑張ってたんだなぁ…
        
        ここを抜けて…しばし歩く。


やっぱり入れない現代美術館を抜けると…(^_^;





市庁舎の前の公園に辿り着く…(^_^;


        
        公園に面した部分がギャラリーになってて、
        中国人画家の油絵なんかを展示していた。
        写実性はともかく芸術性は疑問だったな(^_^;
        反対側に回ると、円弧に作られた建物群と向かい合う


市庁舎の荘厳な(?)姿を見ることが出来る。




十二星座の大時計も良い(^_^)


        
        中を見学するのにお金取られるような気がしたんだけど
        なんだかフリーパスで入場。(他にもいたよ(^_^;)


式典などにも使われるらしい内層はなかなか(^_^)


        

      何よりも意外だったのは!(>_<)



ムンクの「生命」があった!(^_^)


        
        ムンクの最大のテーマのひとつで、
        ここの総松(パーム?)の部屋は滅多に使われない
        のだそうです。
        それにしても生前のムンクって…そんなに
        恵まれてはなかったよね…。


市庁舎を正面から出てそのまま工事中の国立劇場前を通過(^_^)


        
        そこで左に曲がると王宮がある(^_^)
        更に真っすぐ行った左には、国立美術館とかもあったのだが、
        この瞬間失念してしまって行けなかった(ToT)…現地の情報だとここも月曜休みとかだったからな。
        日本の情報が正しければ行ってみる価値はあったかも。(火曜休みとの情報)
        
        周囲を含んで公園となっている坂を歩いて
        上っていくと、小さな丘の上のような場所に
        ただ、それだけが建っている。


「王宮」って…本物なんだろうか?(^_^)

    
        公開されているとパンフレットには書いてあったし、
        内部の見学会もあるらしいけど、
        誰も入って行こうとはしてなかった。
        

実際、入り口とかにはまたしても衛兵が建ってるし(^_^;



        
        そのまま公園を抜けて住宅街をしばらく歩くと、
        

またしても協会を発見(^_^;


        
        特に地図には指摘がなかったが、
        なかなかの威容。1886年というのだから。
        まあ、やっぱり中には入れなかったのだが…(^_^;
        

      しかしこんなに協会の「閉まってる」国は初めてだ(^_^;


        
        どこにいってもまず開いている。
        小さなところが開いていたり、
        パイプオルガンの演奏会とかしてたりとか、
        何かしらやってるもんだが徹底して閉まってるみたい。
        ひょっとしたら大聖堂は開いてたのかもしれないけど、
        五時二十分くらいに滑り込もうとしても駄目だった。
        ちょっと不思議。
        

      さて、さすがに歩きつかれてきた(^_^;


        
        バス、路面電車、地下鉄と複数の交通手段を持つ都市なのだが、
        今回のパスは全てに乗れる。
        んがしかし、どーしても停留所が見つからない。
        散々置いてきぼりを食らわされたのだが、
        目の前で止まったのに飛び乗ったら…
        

      先に行きたいのに市庁舎手前の港に戻ってしまった(^_^;


        

この路線図と地図で何がそんなに混乱したかというと…(^_^;



        ・まず路線図を見るときの起点となるオスロ中央駅が別な名前になってる。
        ・イメージでしか書いてないから、物理的な地図と一致しない。
        ・そもそも駅の数が記載されてないし、駅名も抜けだらけ。
        
        といった辺りが主な原因と思われる(^_^;
        改めて路線図を見て、奥にある「フログネル公園」を目指した。
        二、三十分に一本しかこないので、近くに行く
        19番のに乗ったら…
        

      なんでいつの間にか12番になってんだ???(?_?)


        
        終点にもなってないし、なんのアナウンスもされてなかったと
        思うのだが…まあ乗りたかった番号になっているから
        いいことはいいのだが(そうかな?(^_^;)
        ルールがとにかく分からない…フリーパスじゃなかったら
        なかなか怖くて乗れない(^_^;
        

ようやく「フログネル公園:FrognegParken」に到着…(^_^;


        
        「グスタフ・ヴィーゲラン」という彫刻家の二〇〇以上もの彫刻を集めた公園で、
        中にはオスロ市博物館(月曜休み:主に文化、厚生、通信事業関係)もあったし、
        小さな池には鴨が沢山いて、小さな橋もかかってたり、
        広くて気持ちよく、散歩やジョギングをしている人たちもいて
        雰囲気はいいのだが、全然体の温まらない自分にはとっても辛かった(^_^;
        

なんか…テーマ不明だし奇妙な造形…(^_^;


        
        とにかく人物が沢山あることは分かる。
        北欧風ではなく、ずんぐりした太った人たちが、
        男女様々な組み合わせで作られていて、
        人が絡み合った塔(とっても有名らしい)やトカゲもどき襲われる
        女性の姿もある。見た時は予備知識なしだったのだが、
        なんか戦争を抽象化しているよーな気がした。(気のせいらしい)
        

もっとも奥から街を一望して…帰ることにする(^_^;


        
        結構待たされたが、数分遅れで到着した路面電車で、
        無事駅前に到着し、一息つくべく駅の中で
        珈琲を購入してホテルに戻る(^_^;
        

駅の中はこんな感じだった…(^_^;


        
        戻って五時…珈琲をすすりながら、
        マップと情報を見直していると、
        大聖堂が六時まで見れるらしいので
        ダッシュ!
        

まあ前述のように閉まってたわけなんだが…(^_^;


        
        大聖堂には駅正面の広場からひたすら直進すれば
        簡単に辿りつくことが出来る。
        そこまでが坂道になってて外周の一部が
        地下のパブなんかになってるあたりも不思議。
        ノルウェーって王国だからその辺が違うのかな?
        国民の精神のよりどころは国王様?(^_^;
        などと思ったりもした。
        

駅から大聖堂までの中央通りは広いのだが、路地は結構狭い(^_^;


        
        首都の駅前って感じではなくてなんとなく、
        地方都市の駅前みたい。
        

京都みたいな徒歩だけの路地もある。


        
        坂を利用してかなり入り組んでいるので、
        意外性があって結構歩いてると楽しい(^_^)
        実際は、ただぶらぶらしていたのではなくて、
        シチューとか暖かくてしっかりしたものが食べたくて
        徘徊していたのだが…パブやピザ屋ばかりで、
        レストランが無い…(中華料理とか寿司はあったが…ねぇ(^_^;)
        市庁舎の更に向こうの「アーケルブリッケ」という倉庫街を改築した
        ショッピングセンター街にはレストランもあるらしいけど結局行かなかった。
        八時までという噂だったが、思い出せば通った時に工事してたような気もする。
        
        通りを巡りながら看板状に店の前に出されていたメニューなど見ていると、
        口のうまい黒人がシチューが出来るというから入ったら、
        全然そんなメニューはありませんでした(^_^;
        

      店の名前は「モナ・リザ」

        
        なんで「マダム・ジョコンダ」じゃないのか?とか
        つっこむのはやめといたが、それにしても…
        

      なんでこんなにヨーロッパってイタリアンが多いのかね???

        
        困ったもんだ(^_^;っていうか…俺ってレストラン探すの下手?(ToT)
        そういう意味では日本の食文化の多様さと
        レストランの多さは恵まれているのかもしれない。
        (といっても店員の大半は日本人ではなくなって来ているらしいけどね)
        

流れる曲にあわせて店員の歌う、人は少なくても陽気な店内(^_^;


        
        ステーキもあったのだが、なんかビーフってのも面白くなかったので、
        リーズナブル(それでも三千円弱)で具沢山の
        

パスタ・アラ・マリネーラを所望(^_^;


        

      あたりでした(^_^)


        
        結構さっぱりとしててトマトが利いてるし、
        具沢山だし、久しぶりにムール貝がのってたのも嬉しい(^_^)
        プリプリとした食感やコクのある味はイタリアで食べたものに
        かなり及ばないが、それでもウエイトレスにこのムールが
        好きなんだよと言うと…
        

四つほどサービスしてくれました(^_^)


        
        貝の中にはムールの他にも海老やイカといった
        料理の中の具もそのまま入ってた(^_^)
        この辺の裁量が現場で出来るあたりは、
        西洋の面白いシステムだよね。
        日本ではあまり見たこと無い。
        気風のいいおっちゃんの店とかだけ?(^_^;
        

      チップは多めにしときました(^_^)


        


夕暮れの街の風景など写真に収めつつホテルへ(^_^)


        
        
        

      で、ホテルで風呂に入ったら風呂場が洪水になりましたとさ(ToT)


        
        
        三度も受付に電話したのに、見にもこねーから、受付行って文句言って
        始めて作業員の鼻ピアスねーちゃんが来た。他の部屋は埋まってるとさ。
        確かに、清掃係の仕事かもしれないけど、全員の責任だろう???
        そういう意味では対応は随分と酷いもんだったなぁ(^_^;
        
        

      さて明日はあっという間の帰国日…早起きしてあちこち行こうっと(^_^;


        
        
        
        
        




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