第三回スイス出張編 五日目
9/25 氷河を喰らう(^_^;
ふと四時くらいに目が覚めた(^_^;
この時期なら実は星空とかも良かろうと
少々バルコニーに出てみる。
昨夜はまだ町の明かりが明るかったが、
すでに深々として、冷たい空気が…(^_^;
視力のせいか、満天の星空の迫力は今ひとつ(^_^;
三十分ほどいたが、流れ星は発見できず。
とても暗い星が、ゆっくりと動いていくのは飛行機なのか
人工衛星なのか…それなりに都会では見れない光景を
堪能して二度寝する(^_^;
七時に再び起きてシャワーを浴びて朝食を取りに一階へ。
シンプルだし…三人ぐらいしか泊まってなかったみたい(^_^;
朝食を終えると、目指すはゴンドラ乗り場。
本日の目的地は「クライン・マッターホルン」
ドイツ語で「小さな・マッターホルン」
氷河の中に突出する頂の形がちと似ているのだった(^_^;
昨日よりも更に一キロ近く高い場所へ…大丈夫かいな(^_^;
最初がゴンドラってのも凄いと思うのだが…
朝一のゴンドラが八時四十分なので、それを目指して
町のはずれを目指す。
町に殆ど人影がない(^_^;
マッターホルンも雲の帽子は取ったみたい(^_^;
テクテクと歩いていくと、なんかスキーウェアに身を包んだ人がどんどん増えてきて…
こーなる(^_^;
老若男女を問わず、板とボードの林立するゴンドラ乗り場なのでした(^_^;
場所間違ったかぁ…というのと…なんかこう…うずうずする(^_^)
往復のチケットをまたもドイツ語で購入(^_^;
列に並ぶのだが…朝一っていつもこんなに混んでるのか?
まずは八人乗りのゴンドラに乗る(^_^;
ゴンドラからの光景はこんなでとってものどか(^_^;
この辺は、帰りは歩いてみたいな(^_^;
フーリに到着するとゴンドラを降りて次はケーブル。
中に入って行くと、ゲートの上に数字が人数をカウント。
どうも百人乗りのケーブルカーへの登場人数をチェックして
いるらしい。でも実際満員にはならないのでかなり
残ってましたけどね(^_^;
でも結構いっぱい(^_^;
ここからは一キロ単位での上昇になる(^_^;
まずは一八〇〇メートルから二八〇〇メートルへ。
徐々に緑がなくなり、岩だらけになり、雪が見え始める(^_^;
振り返ればふもとは小さく、見え始めるのが「小さなマッターホルン」(^_^;
んが右手には正面からど迫力の本物が(^_^;
氷河の脇を抜けて、とんがり帽子の中へと入っていく(^_^;
とんがった岩の中に穴を掘って、そこに駅を作るんだから凄い(^_^;
遠くから見ていたら滑らかに見えた氷河も
近くで見ると無数の亀裂が走りとても荒々しい(^_^)V
終着駅から長いトンネルをくぐり…(^_^;
抜けると絶景が!!!(^_^)V
氷河と雪と雲海に埋もれた山嶺が!!
氷河の降り口はとても急竣。マッターホルンはまた雲の帽子(^_^;
更にワイドレンジに挑戦!!!(^_^)V
目が痛いほどの白さ!
空の青さ!
風の冷たさ!!!
うーん…気が遠くなるぅ…(酸欠)
気が遠くなったのでレストハウスで休憩(^_^;
頼んだのコーヒーなんだが…何故ここのコーヒーはチョコ付きなんだろう?
昨日のマクドナルドもそうだったなぁ。
窓の外に雪景色を見つつ
再び外へ出るとスキーヤーが…うずうず(^_^;
もう、この辺で、本日更にどこかに行くなどという考えは
綺麗さっぱり無くなってしまってまして…
どーすっかなぁ…でも失敗してクレバスにはまったり
しゃれになんないよなぁ(^_^;
おや?あれに見えるは?(^_^;
氷河の中ヘと歩いていく一段を見つける(^_^;
なんかザイルで皆を繋いで歩いているようだが、
一人でテクテクと歩いていくおっさんもいるので
これは、オレも氷河の上くらいへはとチャレンジ(^_^;
テクテクと氷河の中央へ(^_^;
更に歩く歩く…大丈夫かなぁ(^_^;
ほんっとうに雪と空だけの世界(^_^)
何度か息切れしつつ、だったが慣れてきたかな?
どこまで行けるのかなぁ…。
二手に分かれた一方は雪原の彼方へ…もう一方は…
山の頂を目指してました(^_^;
そりゃピッケルや、仲間同士をザイルで繋ぐ必要があるわけだ(^_^;
ルートが分からないまま先へは行けないだろう。
実際、人の歩いた跡から少しでも外れようもんなら、
足首まであっという間にずっぽりと埋まる。
人とすれ違う時もゆっくり(^_^;
雪は結晶の形(^_^;
出てきたゲートもTバーリフトも随分と遠い(^_^;
もちろんこうなると、氷河の上にいることを実感(^_^;
しばし、状況を満喫してから、戻ることにしました。
所要時間は片道三十分以上は間違いなくかかったな。
さて、戻って更に頂の展望台を目指す。
トンネルの途中からわき道に逸れてエレベータに乗る(^_^;
降りてから鉄製の階段を上ること少々。
標高三八八三メートルの頂に到着(^_^;
ここがクライン・マッターホルンの頂。
この下を刳り貫いてトンネルがあるわけだ。
すでに場所は氷河の斜面よりも奥。
崩れたらどーすんだろうね(^_^;
しばし四方を眺めつつ、風にほほをなぶらせる(^_^;
既にツェルマットの街も(左)昨日の展望台も(右)遥か彼方(^_^;
こーして写真を並べるとやはり三六〇度分撮影するんだったなと思う(^_^;
多少ずれがあったとしてもね(^_^;
さて、この辺で時間は既に一時を回っていたような?
朝の八時にホテルを出てもこの時間。
やはりどー考えても他の場所には行けないね(^_^;
それにしてもスキーへの名残は尽きないが…
最後にもう一度氷河の流れを見つめてみる…神々の世界のようだ(ToT)
頂の石ころで翡翠質のものを拾ってケーブルカーへと向かう。
名残は尽きぬが、氷河を見ながら下界へと向かう(ToT)
ちなみに右の写真…マッターホルンです…(^_^;
見る影も無く雲の中。本当に奇麗なのって一瞬なのな。
冬場ならそこら中がゲレンデになるんだろうな。
無数のリフトを見かける。
ハイキングコースとしてもいいのだろうけど、
何しろ高度に慣れない体…無理は禁物。
それにしても、子供たちも元気だったよな(^_^;
ケーブルカーを二回乗り継いでフーリに戻ってきて、
ゴンドラを使わずにふらりと歩き始める。
ここまで戻ればあとはなんとでもなるだろう(^_^;
季節がいいのか、ススキの綿毛のようなものが、
風に乗って人を包み込み、無数に舞い上がって行く中をゆっくりと歩く。
すっげー気持ちいい(^_^)
うまく写真に納められないのが残念(ToT)
(以前に桜の花吹雪で失敗…(ToT))
まさにハイキング日和(^_^)
このまま歩かずにゴンドラで降りるなんて勿体ない(^_^)
橋を渡り、更に先へ(^_^;
この橋の袂に、どうも歩いて四十五分位で、
地底氷河を見れるような事が書いてあった。
行くのを諦めてしまったが、これがHPなどに乗っていた。
氷の宮殿だったのだろうか?(^_^;
クラインマッターホルンにあったのかも知れないが、
頂では結局、場所を見つけることが出来なかった。
車道を歩いていたが…途中で脱線(^_^;
道路脇の獣道と思われる場所を老夫婦があるいているのを
見つけて駆け降り、道がツェルマットに続いていることを
確認して、そっちの道を歩くことにしたのだ(^_^;
いつまでも車道でも無かろうと(^_^;
かなり急な道ナノだが、上からはモトクロスが駆け降りてくるし、
下からは乳母車を押しながら家族連れが登ってきたりするから凄い(^_^;
こんなところ通るののも普通なんだろうな(^_^;
分かれ道にはちゃんと立て札がある(^_^;
行くほどに道は細くなり、京都の鞍馬山を思い出させるように、
曲がりくねった木の根っこが張り出して行方を遮ったりする(^_^;
でもまあ、山頂と違ってこの辺ならまだまだ体は軽い(^_^)
更に立て札を見つけて脱線…何かあるらしい(^_^;
渓谷と滝でした(^_^;
遊歩道らしいのだが…これは…ねえ…(^_^;
下が無い…(^_^;
壁面に打ち付けた鋲で、板張りの遊歩道を固定してあるだけ。
板のすき間からはその下が見えるし、鉄製の細い手すりを
掴みながら渡らないと怖いことこの上ない(^_^;
実はこっち側は、裏口で、本当の入口は反対側らしく、
人とすれ違うのだがそれも大変(^_^;
砕け落ちて水流に磨かれた巨石
激しく流れ落ち、深く濠を穿つ水流…(^_^;
やがて出口(入口)へ…(^_^;
かなりどきどきもんでした。
覗き込んで渓流を写真に収めるのも一苦労。
そんでも、脱線した甲斐はあるルートでした(^_^)V
それを過ぎればすでに流れは河のそれ(^_^;
川べりにおりて、しばしボンヤリとくつろぐ。
川沿いのコートではテニスをしたりバーベキューをしたりする
家族づれが沢山。
本当にいい天気で良かったなぁ(ToT)
さて、と歩き始めて看板に気付く…
川沿い立ち入り禁止…?(^_^;
突然水が流れてくることがあるので、川沿いに降りないようにとの指示でした(^_^;
やべーやべー(^_^;
今の時期はいいのだろうけれど、実際春先とかは頻繁に
そんな事が起こるのかも知れない。
良く見れば河に降りている人は一人もいなかった(^_^;
とはいえ、緩やかな風により綿毛の舞う河辺は心地よい(^_^)
河辺の岩にはこんな石英質の脈もある(^_^;
もともと、頂で探していたのも水晶だった。
アルプスの氷河は水晶の産地としても有名。
古代、水晶はその殆どがアルプスで発見されていたため、
氷の化石であると考えられていた。
ギリシャ語の氷を意味するクリスタロス(krustallos)が現在の
クリスタルの語源(crystal)。
かつては飲み物に入れて涼を感じつつ飲んだともいう。
勿論氷河の中では見つけられなかったし、
川沿いもかけら…位しか見つからなかった。
石英脈の走っている巨大な岩を割れば中にあったかもしれないけど…
まあ…無理な話(^_^;
ちなみに土産物屋にはただの石までありましたとさ(^_^;
見上げるマッターホルンはもう完全に雲の中(ToT)
再び街へ戻って、チケットを買いに駅に向かう。
切符の購入、次の電車の時間確認など、
ドイツ語は十分に通じたのだが、一つ間違いを後日指摘された(^_^;
ジュネーブとかジュニーバとかはドイツ語では全く別で、
ゲンフ(Genf)というのがドイツ語でのジュネーブらしい。
全然違う単語になるとは思わなかった…(^_^;
次発があと五分で出発なのだが、食事をしてなかったので、
一時間後の(その間隔でしか出てない)列車に乗ることにして、
少々カフェなどへ(^_^;
チェリーパイとカプチーノ(^_^)
ケーキセットになったのか7.4CHFと少々安い?
疲れてたので、とても美味しゅうございました(^_^)
オープンカフェになっているので、人は自由に行き来している。
風が多少強く、レシートが飛ばされたりしている
人たちもいたが、おおむね穏やか(^_^)
日本人は巨大なカバンを背負って歩いているので目立つのだが、
こちらの地元ちかくと思われる人々は平装で、
午後の一時をのんびりと過ごしているようだった(^_^)
瞬く間に時間は過ぎて、名残は尽きないが車上の人となって
ジュネーブへと向かう(ToT)
最初は気付かなかったがあちこちにイスがある(^_^)
基本的にはそこら中がハイキングコースらしく、
キャンプ場なんかもかなりあった。
林の中を歩いている人もかなり見かけた。
草原の中に巨大な岩が転がっているのは、
頂付近から割落してきたものらしく、
こういったものを片づけるのと、囲いを作るのを一緒にすると
自然に石積みになるんだろう。
実際、つい最近崩れたのではないかと思われる場所もあり、
それが車線近くまで来ていると…
まさか…今落ちてはこねーよな?(^_^;
と、とっても不安になるのでした(^_^;
戻りの電車の中ではボンヤリと小説の事や翌日の会議の
事を考えていたように思うけど…あまり覚えてないのは
疲れて眠かったんだろう(^_^;
ジュネーブについたのは日没直後の七時半だった。
ホテルに再度チェックインすると、今度の部屋は
一階(でもサードフロア)のダブルだった。
前回は五階のツインだったし、テーブルとかもあったけど、
今回の部屋は少々手狭(^_^;
とりあえず夕食を取りに、近くのバーへ出かける。
最終日に団長が選ぶだろう店へフライング(^_^)
ホワイトビールとアイスヴァイン(アイスワインではない)を注文。
まあ、ドイツ料理なんだが…。
だが、見つからない…英語のメニューを見て似たような感じの
ものを頼んで出てきたのが上の写真。
山のようなザワークラウド(酢漬けキャベツ)にベーコン、ヴルストなどなど。
悪い選択では無かった。
スイス料理よりはドイツ料理の方が俺的にはこのみなのだ(^_^)
ホワイトビールで気持ち良くなり、一時間ほどで部屋に戻ると既に九時。
それにしても素敵な週末でした(^_^)V
やはり自然は優しいのだ…癒されましたm(_ _)m
さて明日の為に寝るべ(^_^)
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