食い物日記番外編 台湾2006


     8/8 とことこ登山?(^_^;

          

さわやかな?目覚めの後は朝食…いいじゃん…(^_^;


          
          どんどん食事は良くなっているような…(^_^;
          ちなみに上の写真は両方とも俺の食事。
          色々と食べてみたいものがあってので、ちょっとずつ食べることにして、
          しかもお代わりしたのでした(^_^;
          他にもトマトジュースとミルクとバナナ入りミルクと
          珈琲を二杯(^_^)
          
          基本的に和洋中どれでもある感じ。
          果物はちょっと控えたが、いかにも夜市の屋台っぽいのも食べた。
          ちなみに小さなソフトシェルクラブの足を落として揚げたやつが、
          こうばしくてかなりお気に入りでした。
          いや食べた食べた(^_^)
          

でも台風は接近中なんだよね…やっぱり(^_^;


          
          とりあえず、外に出てみたけど晴天でやや風が強い程度だった。
          どうすべか?と思ったけど、荷物も軽かったので、折り畳み傘を
          サイドポーチに刺して出かけることにした(^_^;
          

ちなみに泊まったホテルは『富都大飯店』(^_^;


          
          こんで『フォーチュナー』と読むらしい。
          当て方が、よく分からない(^_^;
          部屋の写真は…忘れたけど、過去最高に広かったのは憶えてる(^_^;
          

WEBでの紹介だとこんな感じ…でも古くてそれほどでもない(^_^;


          

さて、今日は友人と分かれて一日行動。いい天気(^_^)


          
          ホテルは中山とか隻連とかの近くなんだけど、
          行き先の『猫空(マオコン)』はここから
          まず電車を三つ乗り継いで初めて『木柵線』の終点二つ前まで。
        

          
          

窓の外は徐々に光を失って曇天?(^_^;



          台北市内から離れて、山を一つ抜けて更に奥へ。
          やっぱり台湾なので、相変わらずの差の大きい新旧が混在した町並み。
          途中、軍用車の駐屯地の上なんかを通ったけど、
          カメラの起動時間の前に通過…起動の遅いマシンはやだなぁ(^_^;
          大体一時間くらいかかるかなぁ、
          と思ったのだが、乗換えが良くて四十五分くらいで到着。
          

駅の外観はこんな感じ(^_^)


          
          とまあ、ここまではいいのだが、バス停がなかなか分からない。
          近くのおじさんに場所を聞いて改めて行ってみると…
          

こおんな感じで、ただの看板に見えてました…裏もねえ…(^_^;


          
          バスを待つこと少々。
          時刻表なんかなくて、大体十五分から二十分のサイクルで巡ってくるのを
          やや呆然と待っていたりする。
          のどかというか、何もないというか…(^_^;
          到着したバスは乗るなり、入金も未確認で急速発進。
          金のチェックしてないから、嘘の金額でも分からないのでは(^_^;
          ちなみに、『指南宮(シナンクー)』も『猫空(マオコン)』も同じバス停から乗車。
          『指南宮』は棕5、『猫空』は小10でバスの正面や側面に表示があるので、
          それを見て乗る。
          

バスの中もこおんな感じで、表示機みたいなのはカードリーダー…(^_^;


          
          雑誌記事指摘のとおり、人がいても手を上げないと、
          ガンくれて通り過ぎるので注意(^_^;
          降りるときもそれに近いし、停留所以外でも手を上げれば停まる。
          カードリーダーが失敗しても座ろうとするおばちゃんとかがいると、
          運転手が食って掛かって、早口の中国語での口喧嘩を始めたりするのも
          いかにも台湾らしい(^_^;
          大阪弁の喧嘩に匹敵するよなドキドキがある…(^_^;
          
          しかも、窓の外にははやくもぽつぽつと雨滴が(^_^;
          

バスに揺られること三十分ほどで『指南宮』到着…入り口はまるで商店街(^_^;


          

そして中も商店街…しかも閑散(^_^;


        
          もともと平日とか午前中とかはこんな感じではあるらしい。
          みやげ物とか線香を売る店でじーさま、バーサマたちが、
          のんびりと商売をしているらしい。
          
          さてこの『指南宮』、19世紀末に創建された寺院で、台湾の多くの寺院と同じく、
          道教、儒教、仏教の「三教同尊」の大規模な寺院。
          ここからは猫空や台北市街を一望できるので、観光客も大勢訪れます…勿論、それなりの日には(^_^;
          大きな廟は3つ。表参道を上がったところに「純陽寶殿」、右側に「大雄寶殿」、左側に「凌霄寶殿」がある。
          参道や境内には、お参りのための道具の店や、小吃店、お土産物店などが軒を並べ、
          ノスタルジーな雰囲気…というより人がいなかったので廃れてたような(^_^;
          でも、ここは信心深い台湾人が多く訪れる場所らしく、それなりのマナーは守る必要がある。
          実際、五体倒地に近いお祈りをしてる人とか、瞑想している人もいましたし。
          脱帽して、正式な参拝でなくても、本尊には一礼するのが良い(^_^)
          嫉妬深い神様(?)がいてカップルを分かれさせたりもするらしいが、俺には関係ないし(^_^;
          
          さて、ここで『指南』とはどーゆー意味でしょうか?(^_^;
          

時折わき道にそれつつ参道を登る…そこそこな坂道(^_^;


          
          途中のみやげ物やは怪しい置物や、数珠、刀剣類でいっぱいだが、
          今ひとつ食指がソソラレナカッタノデ、観々一下(ちょっと見る)しただけ。
          そして頂きに至ると、そこは…
          

『純陽寶殿』…カップルいるじゃん(^_^;


          
          ちなみに主祭神は理髪業の守り神とされる中国八仙のひとり、呂洞賓。
          なぜここへ若いカップルが一緒に行くと別れちゃうのか。
          それは、こんな言い伝えがあるかららしい。
          呂洞賓は、何仙姑(この人も八仙の一人)という女性に恋心を
          抱いてアタックを重ねたものの、たびに彼を拒否。
          呂洞賓は心を痛めて苦しみます。そして、ついには彼女を恨むようになる。
          で、呂洞賓がとった行動といえば、ちまたのカップルを見れば行って
          これを引き裂いてめちゃめちゃにしていたのです。
          こんな言い伝えから、指南宮へカップルで行くと、
          呂洞賓に引き裂かれてしまう、と噂されるようになりましたとか。
          

     本当かよ…?(^_^;


          
          確かに仙人は『枯れてる』人ばかりではないけど、結構逸話がある人物のはずだけど(^_^;
          打ち勝ったはずの十の誘惑はどうなった…(^_^;
          といいつつも、仙人ってのは長生きしていると『殺戒』、つまり人を殺したくてしょうがなくなる状態に
          陥って、仙界から人界を操ったりするからなぁ。『封神演羲』とかの原作には
          そう書いてあった。あれの出だしも恨みだしなぁ。
          

      八仙:baxian:パーシェン→→


        日本の七福神に相当する中国の仙人…という怪しげな話はともかく
        (本当か?履歴は嘘っぽいが…そもそも、八仙人って誰でしょう? という人は?↓)
八 仙

八仙とは中国の八人の仙人のことだそーな。おめでたい絵の図案によく使われていますし、物語や戯曲などにもしばしば出てきます(創竜伝とか他(^_^;)。その顔触れは以下

  乗り物 トレードマーク  
李鉄拐 鉄の杖
瓢箪
本名は李玄。太上老君(老子)から仙術を授かったという。彼が太上老君に会うために天宮に赴いた時に弟子がその肉体を誤って焼いてしまい、仕方なく乞食の遺体にもぐりこんで行き返ったという。その乞食は足が不自由だったが、李鉄拐はその後をその姿ですごしたという。乞食が持っていた竹の杖を仙術で鉄の杖に変えそれを持っている。
漢鐘離 獅子 魂を甦らせる扇 本名は鐘離権。道教の一派全真教では「正陽祖師」として尊ばれている。李鉄拐から仙術を学んだ。点金の術を使い石を金に変え貧しい人々を救ったという。死者の魂をよみがえらせる扇を持っている。
張果老 白い
ロバ
白いひげ
魚鼓という
楽器
伝説によれば、久しく中条山に、唐の武則天のころには数百歳であったという。武則天が彼を宮中に招こうとしたが、死んだふりをして断った。いつも白いロバに後向きにまたがり、一日に数万里を旅し、休むときにはロバを小さく折りたたんで、小箱にしまっておいた。
何仙姑 蓮の花 ただ一人の女性。唐の人で、広州の雲母渓に住んでいた。14,5歳のときに雲母の粉末を食べ仙人になった。空中を飛ぶように歩き、毎日山中深く入って柔らかい筍を探し病気の母に食べさせたので、人々の尊敬を受けたという。
藍采和 鹿 男の子の姿
宝蘭の花籠
破れた青い長衣をまとい、片足ははだし、大きな拍板を持ち、物乞いをしていたという。酒に酔えば歌い、天下を巡り歩いた。ある日空から音楽が聞こえてきて、天にのぼったという。
呂洞賓 魔法の剣 唐代の人。放浪の途中漢鐘離に出会い、丹薬の製法を教わり、後に終南山に篭って仙術をおさめた。10の誘惑に打ち勝って魔法の剣を授かりそれを背負っている。理髪屋の職業神。
韓湘子 唐代の文学者、韓愈の甥とされている。韓愈が潮州に左遷される旅の途中、大雪にあい、そこに韓湘子が現れ藍関の駅舎に泊まった。別れ際に韓愈の将来を予言したが、それがすべてあたったという。
曹国舅 雲陽板 宋の曹太后の弟。下の弟が権勢を借りて悪事を働くのを見て、災いが自分に及ぶのを恐れ、私財を散じて貧民を救い、自分は山に入って修道したという。雲陽板というカスタネットに似た楽器を持っている。
これらの八人の仙人が固まったのは元の時代とも言われていますたりする。各時代文化によって、いろいろな八仙がいたらしいんだけど、今はほぼこれで定着している…らしい(^_^;




          
          線香の香りが漂う廟内。
          建造物は彫り物はすばらしいが、壁面に描かれた絵や塗料なんかは
          かなり老朽化してはがれている。
          
          


周辺拡大図(^_^;


          
          確かに眺望はよく、101ビルもはるか彼方。
          晴天だったらもうちょっと良かったかなぁ。
          

そしてパノラマビュー(^_^;


          
          廟内は、黒髭、白髭、菩薩(?)と判別しがたい像があったりする。
          皆、熱心に祈りを捧げているようで、経文を読む声が静かに響く…
          周りを子供が自転車で走っていたりもするが(^_^;
          
          

更に奥に進むと大忠国『岳飛』の壁画が(^_^;


          
          なんでここにあるのかな?道教となんの関係があるのか分からない(^_^;
          母親に刺青されてる姿ですぐに分かったものの、
          最大の孝行者という事なのだろうか?
          ちなみに、後述する参道にはこういった類の逸話が無数に描かれていた。
          

裏には龍の彫り物が。叔母さんが熱心に三礼していた。


          

『円真池』という小さな池もあった。


          
          なんて眺めていると、先程からの小雨が、そりゃもうどしゃ降りの雨に(^_^;
          皆、軒下に避難してくる。
          瞬く間に眼下の景色は水霧の中に消えて、いよいよ山奥にいる雰囲気が漂う。
          それにして台風の余波にしては激しすぎるし、まだ時間的な余裕があったように
          思うのだが…しゃーない…これも天の思し召しだろう(^_^;
          とうことで廟内を更に巡ってみる。
          唯一と思われる案内表示がここにはある。
          

周辺全体のルートはこんな感じで特にマップとかはない。


          
          右に行くと、先程の池の前を通って右手方向、細い参道を抜け
          開いてるのか閉まってるのか分からないみやげ物や、線香売り、小吃(食事屋)を抜けると
          『大雄寶殿』に出る。
          こちらは人手も閑散。もっともさっきの廟もそれほどではないが(^_^;
          

絶壁に面した門と本殿(^_^;


          
          既に足元は水鏡のよう。ある意味幻想的ではあるのだが、
          聖なる場所なのだろうが、柵の近くは犬糞があるので踏まないように(^_^;
          

拡大(^_^;


          
          正面には一対の象がいるのだが、いわれは書いて無かった。
          勿論、仏教であれば、ブッダの誕生の夢のお告げとなった、
          白象を象徴化しているのだろうが…。
          先程の廟には狛犬がいたのだが…なんか見かけもちょっと
          日本のと違っていた。
          まあ、歴史がら建造物が古いわけもなく、
          寄進によって中華民国建国以降に建てられているのだが、
          日本の占領統治下にどんな扱いだったかあまり調べても分からなかった。
          まあ、寄進録に日本人らしい名前はなかったが(^_^;
          

正門の中央には達磨大師とお賽銭箱があり(透明)正面は断崖の階段


          

側面には四神(…天、かな?)の像がある。


          
          楽器なんかをもった四人なのだが、
          少なくとも仏教の四神ではないし(一目瞭然の多聞天がいない)
          実際にはなんだったのか…分かりませんでした(^_^;
          調べて、分かったらそのうち追記することでしょう。
          

正面向かって右奥にはこんな掲示板もある…でも人はいない(^_^;


          
          この写真を見る限りでは、かなりこう、神秘的なイメージがあるのだが(^_^;
          雨の後の風景からは、この雲海のイメージだけは浮かぶのでした。
          (写真はあとで掲載)
          

頂には無数の神像があり、廟内は黄金の輝きに満ちていたりする(^_^;


          
          もっとも、管理僧なんかはおらず、どうどうと長イスに横になって
          居眠りしているおっさんがいるだけ。
          ただ参拝者は、正面の像と、側面の穴に煌々と灯る明り(電気だけど)
          に包まれて、黙々と祈っているのでした。
          像から察するに、ここは仏教の寺院のようでもありましたが。
          二階への通路は無造作に板打ちされて封鎖。
          頂の像は遠くて良く見えなかった(^_^;
          
          さて、中央の「純陽寶殿」を経由して右側の「大雄寶殿」を目指す。
          不思議と移動の時には小雨になってくれるのだが、屋根のある場所に
          はいると途端に土砂降り(^_^;
          篠突く雨が音高く屋根を打ち続けるのでした。
          

今度の参道には全て屋根がかかっていたのが救い(^_^;


          
          天井近くの欄間…かな…の場所には幾つもの、
          孝行や忠義を題材にした一枚絵が描いてある。
          その下をてくてくと進む。
          まあ、平日なので、どこに行っても殆ど人はいない(^_^)
          

途中には西洋的な像も…良く分からないが(^_^;


          

あまりの雨に足を止めて、霧に霞む廟を遠望したりする(^_^;


          

到着すると壁面には堂々と『道教(TAOIZUM)』と描いてある(^_^;


          

表の階段は小さな滝となっていて登ることも出来ない(^_^;


          
          こちらの廟は入口、地下一階に相当するだろう、
          には殆ど何もなく、内側の階段を使って、上がることになる。
          上がったところには、他と同じく絶壁に面した門と、
          そして本殿があるのでした。
          

こちらが本殿(^_^;


          

そして狛犬(^_^;


          

既に眼下の市街は雲海の中…(^_^;


          
          こちらの方は、一見して道教な雰囲気の漂う建造物で、
          意趣のあちこちに、仏教や儒教とは異った装飾が見える。
          もっとも、そんなに判然とはしないのだが…。
          道教の寺院に関羽が祀られてたりするし(^_^;
          

特にこんなのがそうなんだが…逸話が記憶に無い…(^_^)


          

一階の廟内もやはり絢爛。そして占いの道具もある(^_^)


          
          この三日月型の板を三枚(だったかな)を後ろ向きに投げて、
          裏表の数で吉凶を占う(街中の廟でも同じ)のだが、
          何回でもやり直しOKとかで、何度でも投げる人がいる。
          もっとも、ここで雨の中でそれをやっている人はいなかったけどね(^_^;
          
          さて、二階に上がると礼拝の廟があり、ここでは皆靴を脱いで、
          内部に入り、熱心に祈りを捧げたり、瞑想していたりする。
          こちらでは、賽銭を100元ほど報じ、他の廟と同じく、
          三礼を行った。
          

廟の装飾などを紹介。唐草模様と朱塗りが主体(^_^)


          
          結局この指南宮には二時間近くいたのだが、
          一度も鐘が鳴ることはなかった。
          記事に寄れば、演奏もされるらしいのだが、
          それにはエレクトーンも混ざったりしてこけるらしい。
          日本のお払いでもラジカセで簡略化するところもあるから、
          まあ、時代の流れなんだろう(^_^;
          

そうそう、門の上には翼を持つ像が…これも知識に無い(^_^;


          
          雨の中の雰囲気をそこそこに堪能して下山にうつる。
          その頃には雨も小降り。
          バス停まで戻って、山を振り返ると、雨が霧となって山から
          湧き出し、包み込んで行く。
          

いかにも南国。もっとも深山幽谷というほどではないが(^_^;


          
          タイミング良く来たバスに乗って、一度駅前に戻る。
          どうにも交通の便がいまいちで、実は裏まで向かい側の山の
          『猫空』を通ってバスが来ているのだが、
          記事には書いてなかったし、どうも、来たり来なかったりするらしい。
          同じ番号のバスが途中で引き返したりするのだが、
          どうも判別がつかない…まあ、最終目的地には着くのだが。
          ということで『来たバスには乗る』が基本(^_^;
          他の人もそうだけど、『このバス◎◎に行きますか?』くらいは
          言えるようになっておくと便利…簡単だし(^_^;
          
          と、思っていたのだが、駅に着いたあとはバスがなかなか来なくて、
          待つこと三十分強。サイクルがまちまちなのも台湾らしい(^_^;
          今度のバスも同じように三十分ほどをかけて『猫空』を目指す。
          混雑した街中を抜けて、蛇行する細い道を、延々と登り続ける。
          


幾つかの標識を通り抜けて『猫空』到着(^_^;


          
          ちなみに、往路のバスはここで引き返していったのだが、
          帰りのバスはこの奥まで進んで行って別ルートで下山した。
          途中までゆるゆると歩いて降りて戻ったのだが、
          雨が酷くなって往路のバスに乗ったのが正解だった。
          見逃して、戻ってくるの待ってたらどうなっていたか(^_^;
          


少々往路を戻って『猫空(マオコン)』の由来となった渓谷へ(^_^;


          
          少し戻ると『壺穴』の標識が出ているのだ。
          結構、急な石の階段を下りる。
          この葉が積もり、雨で濡れて結構危険(^_^;
          


これがその『猫空』(^_^;


          
          『猫空』の名前の由来は、渓谷の石が水の流れにより穴が穿たれ、
          それが猫がひっかいた痕のように見えたため「猫の穴(空)」と
          呼ばれるようになったんだとか。
          折角猫空に行くのならと、その名前の発祥の由来の地を見てみたのだが、
          景観としてはいまいちだったかな…というか、
          落ち着いて見れない理由が…(^_^;
          


蜂の巣らしき物があったりとワイルドなのよ(^_^;


          
          何しろ人気がなく、気付くと途中にも結構大きな蜂の巣が…
          しかも、巨大な蜘蛛やらが突然目の前に現れたり、
          何か判定しがたい物が足下を駆け抜けていったりと
          そりゃもう、野趣があふれまくり(^_^;
          
          後述の茶楼も多分にその気がありますので、
          日本的な茶を楽しみたい方はしっかりと茶楼を
          選んで下さいな(^_^;
          
          さて、足早に道に戻って、目的地の『寒舎(ハンシェー)』を目指す。
          場所的には『猫空』のバス停からさらに少々奥に進んだところにある。
          


有名な『邀月』の門を潜り先に進むと二股の片方が『寒舎』(^_^;


          
          『邀月』の方は今風に室内がアレンジされてしっかりした内装があるが
          『寒舎』の方はほとんど野ざらしというか、山の草廬といった感じの風景の中で
          お茶を楽しむことが出来る。
          
          入ってすぐ右手の小屋が『服務台』つまりは受付なのだが。
          


なんだか屋根近くでリスが騒いでいたりした(^_^;


          
          とにかく、ここで注文をする。頼むのは、茶葉一箱(残りは持ち帰り)、
          そして一人分のお湯、そして食べ物などをまとめて頼んだ。
          お茶は久しぶりの碧螺春(ピロチュン、緑茶です)で200元。
          お湯は一人分で50元。
          食べ物は小籠湯包と竹筒飯(チウトーハン)で110元。
          しめて360元(だいたい1200円くらい)
          
          で、その後、邸内というか、園内をうろうろと巡って好きな場所を選ぶ。
          もっとも、この時は大体指定があったが(^_^;
          


赤い傘のある座った場所からの眺めはこんな感じ(^_^;


          
          新緑の美しい庭園ではある(^_^)
          客は俺だけだったけど…(^_^;
          そして、一息ついていると、お茶のセットが届く。
          一揃い全て揃っている。
          


ちなみに、煎れてはくれませんでした(^_^;


          
          まあ、俺の場合、慣れているから別に困ることもないのだが…(^_^;
          いきなり置いていなくなるかなぁ。
          どちらかというと困ったのはポットが保温してくれなくて、追い焚きの手段も
          分からなかったことだったが(^_^;
          ちなみに、なんでかというと、保護機能がついているらしくて、
          空焚きを防ぐために重量でスイッチが入るらしくて
          水気が足りなくなるとだめなのだった…ということで、あとで気付いて、
          上から押さえつけつつお湯を沸かし直して飲みましたとさ(^_^;
          


近くにはココナツ?の木、傘の中はこんな感じ(^_^;


          
          さすがに大雨の後で湿気が多く、風もそんなには吹いてない。
          暑そうにしてたら、一応扇風機も置いて行ってくれた(^_^;
          それにしても静かだ…。
          


そんな感じでお茶を飲み一息ついたところで食事到着(^_^)


          
          小籠湯包はお肉は美味しいがこれも殆どスープなし(ToT)
          竹筒飯は素朴な味で、キノコや豆を入れた麦飯だった。
          小皿に出てきた、辛子味噌らしきものをちょっとずつ混ぜて食べたけど、
          バランス的にとっても良かった(^_^)
          
          


更にお茶を飲みながら、のんびり(^_^)


          
          雨は降ったり止んだり。
          山からは霧が立ち昇る。
          とにかく、何も無くてとっても静か。
          疲れもあってか、頭が全然働かなくて、ひたすらお茶を飲む(^_^)
          


茶海や飲杯にはこんな文字が書かれてました(^_^)


          


お茶の畑があるって話だったけど見えるのはこれだけ(^_^;


          
          蘇州とか行った時は、周囲一面がお茶の畑だったんだけど、
          この辺って、どのくらいを栽培してるんだろう?
          というより、やはりこの辺は観光客向けの展示の一部なんかな?
          出来れば、作ってる所も見たかったけどなぁ(^_^;
          
          お茶が尽きたあたりで最後に邸内を散策。
          殆どが使われてないテーブルとかだった。
          これも、週末には賑わいに変るんだろうか?
          階段は急で、木の葉が積もっていてやはり滑る(^_^;
          小さな川にも降りられて、その近くにも棟はあるのだが、全然使われてないようだった(^_^;
          


巻き貝のような殻を背負った巨大カタツムリも沢山(^_^;


          
          まあ、この辺りも、蟲とかの宝庫。
          蛇とかヤモリとかもいたよなぁ(^_^;
          蜻蛉も飛んでいたし…。
          
          ちなみに、『寒舎』は一番奥の方なのだが、途中にあったのは
          これよりもずっと野趣に溢れてました(^_^;
          でも、長い道の始めの方は、茶楼から台北市内を遠望することが出来ます(^_^)
          
          さて、と店を後にして、バスの時間がまだありそうだったので、
          しばらく自分の足で降りてみることに。
          歩き出してしばらくして、また雨が激しくなって、近くの廟にて雨宿り。
          ちょうどここの前はバス停にもなっている。
          


いまいち何の廟だか分からなかったけど…本尊は達磨大師(^_^;


          


山からは吹き上がるように霧が出て空へ登る(^_^;


          
          結局、二十分ほど待って、往路のバスに搭乗。
          ここで、復路を待ってはいけません(^_^;
          結構、あちこちをスイッチバックして巡って、
          三十分ほどで駅に到着。
          この時点で大体、五時前だったかな?
          ホテルでの友人との待ち合わせが六時だったので、そのまま乗車。
          
          やや時間に余裕を持ってホテルに到着。
          部屋には満足しきったのか、すでにベッドに横たわる友人が…(^_^;
          金も尽きたらしい…何、買ったのかはあえて聞かなかった(^_^;
          
          さて、土産も買ってない俺は、再度デパ地下を目指して出陣。
          外に出てみると…
          

     どひー、大雨だぁ!!(^_^;

          
          傘もまともにさせない大雨状態を、人をよけるようにして三越を目指す。
          結構、昼から雨が降っていたはずなんだが、それでも人通りは多い。
          みんなめげないね…(^_^;
          俺は、片道だけですでに靴の中が池状態…(^_^;
          

土産はだいたいこんな感じ…誰に何が行くかな?(^_^;


          
          一番左は『寒舎』で飲んだ碧螺春の残り。
          お茶のうんちくは、初回の中国旅行記に(^_^;
          
          真ん中は桂花金鴬茶。
          高級烏龍茶に新鮮な金木犀の花を調合して、精製されたもの。
          召し上がったあと、口の中に甘醇の味ばかりでなく、
          新鮮な花の香りも漂い、なんとも言えない心地になるのだとか(^_^;
          
          右は『東方美人茶』。実際には中身は『白毫烏龍茶』。
          茶樹のもっともよい一心二葉の部分を摘み取って精製され、独特の蜂蜜の香りが漂い、
          茶葉の形状が美しく、色は鮮やかな橙紅色、口に含んだ途端、香醇にて甘味強く、あたかも
          貴婦人の端麗な姿に譬えられるので、この別称があるんだとか。
          
          他にもサンザシ果汁の入ったクッキーや、
          干しマンゴー、パックになった鉄観音茶や茉莉花茶などなどを購入。
          でもまあ、前回みたいに湯飲みセットとかはくれなかったけどね(^_^;
          
          他にも土産物を探したのだが殆どがジャパンナイズされていて、
          団子、せんべい、くずきり…などなど…何故?(^_^;
          ということで、他に探すのは諦めたのでした(^_^;
          
          一息ついて、すでに濡れまくった我が身を振り返り、
          ここで食事をして行くことに決定(^_^;
          

ということで夕食はデパ地下で100元(350円)セット(^_^;


          
          前回食べた酒肉飯に近いものを卵つきと、スープ付き、
          そしていかにも中国らしいニラもどき(名前知らない(^_^;)の
          油炒めで頂きました(^_^)
          
          流石にデパ地下で、激しい食べ物は無く、
          普通に美味しく頂きました。
          しかし、量が少なかったから、もう一食くらい食べれば良かったかな?
          他にも、麺をベースにした組み合わせや、
          餃子と酸油湯のセットなんかもあったんだけどね(^_^;
          友人を誘ってみようかと思って早めに戻ったのだが(店は九時半まで)
          戻ったら既にビールを空けてベッドの中にいましたとさ(^_^;
          何をして来たんだろうね…金は尽きたらしいけど(^_^;
          
          ということで、早々に突風の吹く中をホテルへ戻ったりする。
          

最後のビールは奮発して三十五元の生台湾麦酒(^_^;


          
          眠いといって、さっさと九時過ぎに寝こけてしまった友人の脇で、
          電気を消して、モニタの明かりだけで旅行記などまとめたりする。
          帰ったらすぐに読書と小説の執筆に移りたいからなぁ(^_^;
          夏休みの他の予定は全滅したし(;_;)
          

        ゆっくりと本日の旅を反芻しつつも台風のニュースが…(^_^;


          
          台風は順調に接近しているらしい。
          一個は通り過ぎたけど、もう一つの余波を現状が物語る(^_^;
          
          前回もそうだったが台風とは縁があるなぁ(^_^;
          
          

        明日は無事に帰れますように…なんか去年と同じフレーズだなぁ(^_^;


          
          


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