ディ タンツ
第三章    舞 踏 会


     旅行先のでの突然のイベント。剛と望の顔は緩み、不破の颯爽とした
     白いスーツ姿は闇夜の篝火の様に会場の女性の視線を集める。
     軽やかに広がり、羽のように舞うドレスの競い会う舞踏会で、
     桜紋の心は揺れる。
     夕闇の中に浮かぶ翠美のドレスのシルエットに寄り添う影。
     そして、部屋を流れる風が運ぶ二人の言葉に。
     そんな、少女達の心の機微を突然の軍靴が踏みつけ、黒い銃口が
     轟然と火箭を吐き出す。
     
     

[ 風の心 ] or NEXT STORYor GRAPHIC(挿し絵)



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