ナトゥーアガイスト ドラッヘ
第十九章   精 霊 竜


     本来、肉を持たぬはずの精霊。その力が凝縮し束の間の肉体を生み出す。
     そして、召喚者の意志に近い自我を形成する。『蜘蛛(シュピンネ)』の
     リアクターが産み出す無秩序かつ膨大な原子の力は有機体を核に精霊波に
     変換・浄化されていく。贄とされた二人の意志を飲み込んで、
     膨張し実体化する  『竜(ドラッヘ)』
     抗う望、そしてフェイ達にとってそれはあまりにも巨大な悪意であった。
     
     

[ 風の心 ] or NEXT STORYor GRAPHIC(挿し絵)



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