デァ ディメンズオーン シュタイン
第十七章 次 元 石
世界の精の営みが時の流れを経て結晶となった。
それが『次元石(デァ ディメンズオーン シュタイン)』
時を記憶し、流れすら御する力を得た秩序の集積。
枯渇することのあってはならぬ源。
溢れる精の生み出す緑の光に包まれたその『次元石』を、混沌の象徴たる
人の濁った意志を乗せた機械『 小蜘蛛(リーマ)』が、銀の糸で
からめ捕ろうと蠢く。刹那の欲望が永遠をすら変える事に気付かず。
…そして…
[ 風の心 ]
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