エールシュテ シュライ
最終章 風 の 産 声
過去から今へと時は流れ続けていた。
残された者には未来を作る権利と義務とがあった。
ブラオにも、そして道を求め続けるパラケルスス等にも。
想いを残したまま、変わらぬ生活を送る望達の下へと訪れた
懐かしいその女性は、小さな箱を望達へと渡した。
オベロンから託されたその箱へと、望達は優しく呼びかける。
[ 風の心 ]
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GRAPHIC(挿し絵)
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