食い物日記 番外編


  6/18 久しぶりの山はどんなかな?(^_^;


     久しぶりに、ユングフラウヨッホへ向かう(^_^;


        
        週末にスイス国内にいるのは久しぶり。
        ベルギーにふらっと行って、ムール貝を食い、
        『世界三大がっかり』の最後の一つ、
        しょんべん小僧を見るのも捨てがたかったが…(^_^;
        しかも、週末の天気予報は雨…メインがハイキングなのに…(^_^;
        行けば晴れるという、我々の持つジンクスに頼るしかないか(^_^;
        
        


そして、やっぱり、雨の朝から始まり…(^_^;





集合時間直後の、乗り換えの少ない版に乗車…(^_^;




もちろん、iPhone用のページもある…(^_^;



        選んだコースは三時間半。
        ベルンとインターラーケンで乗り換えて、
        まずはグリンデルワルトまで(^_^)
        


ブリエンツ湖も雨に打たれてる(^_^;


        曇っていても、湖面青さが綺麗…
        晴天ならさぞ美しかろう。
        一度、湖畔の街、シュピーツあたりに滞在してみたい(^_^)
        ま、今回、金曜に泊まろうとして、挫折したのだが(^_^;
        
        まあ、時間があれば、次回考えるという事で(^_^;
        
        それはそれとして、何だか車両に民族衣装を着て、
        歌を歌ってる、おじさん・おばさん集団を幾つか見かける。
        乗り換えの、インターラーケンで降りると…
        


民族衣装を着た人々が、更にいっぱい(^_^;


        あとで聞いたのだが、スイス全土から集まった、コンクールがあるのだとか?
        おばあちゃんが、結構かっこいい、銀のアクセサリーとかしてて
        ちょっと驚いたりした。
        時間があれば、ゆっくり見たいが…まずは目的地に着かねば(^_^:
        


という事で、数年ぶりのグリンデルワルドに到着(^_^;


        やっぱり雨…そして、山は霧に覆われている…(^_^:
        取り敢えず、日本語の通じる観光案内所に行って、ハイキングルートを
        確認しつつ、恐る恐る明日の天気がなど聞く…と
        

     『あした?晴れますよ』…軽っ!本当に?(^_^;


        
        まあ、希望的観測と言うことで、期待しよう(^_^;
        


さて、過去に寄ったことのある『Wolter』でまず、ズッペを(^_^;


        いやあ、雨が降っていて寒いので、暖かい食事が嬉しい。
        オープンテラスもあるのだが、天井に照明兼暖房機があり、
        エアカーテンもあるので、外でも暖かい。
        


ズッペとサラダとビールで一息(^_^;


        でも、やっぱりビールは欲しいらしい…(^_^;
        それにしても、ヨーロッパのサラダって、
        本当に『草』だよな~(^_^;
        
        さて、腹ごこちもついたところで、再度、移動開始。
        寒いので、ささと移動することにする。
        


見上げる山も、ぼんやり(^_^;


        当初の予定では、ここからちょっと上がったところまで行って、
        ゴンドラでハイキングコースへ達する予定だったのだが、
        まあ、無理なので、素直に電車でホテルのある
        クライネシャイデックまで移動。
        登山電車でガタコトと登る。
        


とにかく、霧が濃いので、視界が晴れたり晴れなかったり…(^_^;


        しっとりとしてて、雰囲気はいいんだが…
        どうにも、寒い(^_^;
        写真にリンクしてあるムービーでちょっと雰囲気を感じでください(^_^;
        


クライネシャイデックに到着…しても寒い(^_^;


        主にアジア人主体の観光客の一団とすれ違ったりするが、
        本日は流石に見るものが無かろう(^_^;
        
        土産物屋くらいがちょっとだけ賑わっていたりする。
        そして、相手の都合も省みず、日本語の大声で、
        店員を呼び付けて何か言っているオバちゃんがいる…
        
        …通用しているよ…すげえ…店員も慣れたもんだ(^_^;
        


レストランも開店休業な感じ(^_^;


        本当は、ここから緑の草原と、
        輝く白い山を見ることが出来る筈なのだが…
        全ては霧の中…と言う事でホテルに移動する。
        この辺には数件しか無いホテルの一軒。
        その名も『Hotel Des Alpes(ホテル・デス・アルプ)』
        かなり年季の入った、友人期待の宿である(^_^)
        
        ***************うんちく**************
        
         クライネシャイデックに最初のホテルが建設されたのは,1840年のこと。
        Zum Gemse(ツム・ゲムゼ)という名前の峠の山小屋を買い取り、
        1842年に建て直してオープンしました。
         初代のオーナーはChiristian Seiler(クリスティアン・ザイラー)、
        そしてホテルを発展させたのが、Adolf Seiler(アドルフ・ザイラー)という人物。
        彼はグリンデルワルトでの温泉の採掘に着手したり、将来の需要を見越してクライネシャイデックから
        グリンデルワルトまでの下水道の工事などをおこなったり、
        またホテルの入り口には大砲を置いて登山家がアイガー、メンヒ、ユングフラウなどの登頂に成功すると
        祝砲を鳴らすなど、かなりのアイデアマン。
         当時はまだ鉄道が開通していない時代。
        ラバに引かせたトロッコをラウターブルンネンやグリンデルワルトから引き上げて
        ホテルの物資を確保していた記録が残されています。
         1864年にHotel Bellevue(ホテル・ベルビュー)が完成。
         1896年にはすぐ横にHotel Des Alpes(ホテル・デザルプ)が完成しましたが、
        当時は2つの別々のライバルホテルでした。
         しかし1914年にはホテル・デザルプをザイラーが買収し、一階部分をテラスでつなげて
        ほぼ現在のホテルの形が整うことになりました。
         1893年にラウターブルンネン、グリンデルワルトからの登山鉄道が開通。
         1912年にはここからユングフラウヨッホまでの鉄道が開通したこともあって
        観光客は飛躍的に増加します。
         しかし、1914年から5年間続いた第一次世界大戦の問は経営の危機に立たされることになります。
        一旦はホテルを閉鎖しましたが、4年後には再開しました。
        折りしも戦争が終結した1920年代に入るとイギリスでは空前のスキーブームが訪れます。
        それに乗じてシャイデックホテルズも1925年から26年にかけてはじめて冬季営業を始め、
        大成功を収めることになりました。
         当時のスキーシーズンは11月末から翌年の5月までだったといいますから
        現在よりかなり長い期間楽しめたようです
        (現在では通常、クリスマスから3月末か4月初めのイースター休暇まで)。
        また、カーリングも非常に盛んでホテル前の広場にはカーリング場が作られて
        大会が開催されていました。
         1929年にはホテルを大改装。多くの部屋にバスやシャワーが完備され、
        内装も英国調に改装されました。現在のホテルの内装はこの時以来のものです。
        多くのヨーロッパからのお客様は昼問はスキー、夜はメインダイニングや
        バンケットルームで開催されるパーティに参加して楽しみました。
         やがてアドルフ・ザイラーの娘が現在のVon Almen(フォン・アルメン)家に嫁いで、
        家業を引き継ぎ以降、ホテルはフォン・アルメン家が継承し現在で5代目になっています。
        さあ、玄関の回転ドアを回してみましょう。
        一歩中へ入るとそこには古き良きヨーロッパの伝統と格式、
        そして洗練されたホテルスタッフが暖かく皆様をお迎えします。
        
         (アルパインツアーサービス Newsletter No.235 より)
        


ホテルの中は螺旋階段…エレベータは無い(^_^;


        どうも、旧館と新館に分かれてるらしい。
        受付と、我々の部屋は木造の旧館。
        シックで趣のある作りで、木造の階段と床は、
        一歩、踏み出すたびに、ミシミシと音を立てる。
        


部屋はこんな感じの角部屋(^_^;


        他のメンバーよりは、やや広い感じ。
        部屋の鍵も古い、見るからに複製できそうなレガシーなタイプで、
        案の定、知人Kの部屋の鍵で、知人Yの部屋が開いた…
        俺の部屋は大丈夫だったが、どうにかすると、
        開いてしまいそうではある(^_^;
        
        さて、夕食までは時間があるが、天候はイマイチ。
        コーヒーでも、と喫茶店に向かい…
        


頼んだのは…またスープかよ…(^_^;


        と、言われそうだが、何度でも注文する(^_^)
        まあ、美味しいし、ボリュームあるし、
        値段もビールやコーヒーと、あまり変わらんからな(^_^;
        談笑しつつ、時の流れるのを楽しむ(^_^)
        


ちょっと歩いてみようかと思いつつ…挫折(^_^;


        あまりにも霧が深すぎて、戻って来れなそうなので、
        ちょっと歩いてみたあたりでUターン(^_^;
        流石に山の天気だ…行ったら遭難しそう…
        
        という事で、自室に戻り、宿泊に含まれてるディナーまで、
        身体を休める事にする。
        まあ、一時間程度なんだが、目覚ましをかけて
        寝る事にした(^_^;
        


起きれば、頂きが束の間見えて、また霧の中に(^_^;


        瞬間、晴れていた時の景観をムービーでなど(^_^;
        本当に、山の天気って変わるんだなー。
        これはこれで楽しい。
        それはそれで、もうひとつの楽しみのディナーである(^_^)
        


まずはワインから…別料金だけど(^_^;


        ウェイトレスに、ワインを注いで貰いながら、
        自分たちの出身が、どこに見えるか、などと知人Kが話かけたりする。
        因みに、Kの風貌は韓国系の雰囲気がある(^_^;
        ウェイトレスの返答は、日本だった。
        まあ、アイガーの北壁の初登頂に成功したのは日本人で、
        その頃から、日本とは馴染みが深く、来訪も多いのだそうだ。
        土産物屋で楽しげに声を張り上げる
        じーちゃん、ばーちゃん達が、そんなことを知っているとは思えないが、
        まあ、楽しんでいるのだからよいか(^_^;
        


ズッペ…そして、サラダはバイキング(^_^;


        熱々で、香ばしい、ズッペを食べている間、
        日本人の旅行団が、サラダのバイキングに群がっている光景を
        眺めたりしてみる。
        こちらは少々盛りつけに気を使ってみたが、
        まあ分量に関しては、旅行団にも友人にも白旗を揚げます(^_^;
        


ふと見ると、晴れ間が…(^_^;


        食事の合間を縫ってちょっと外に出てみたりするのだが、
        写真数枚を撮る間にに、天気は刻々と変化してんそして…
        


…また曇る…そうそう、レストランの中はこんな感じ(^_^;


        英国系の雰囲気の漂う、心地よいレストランです。
        季節柄も悪くないとは思うのだけど、
        あまり混んではいない感じで、ドイツ語を話す家族やカップルが、
        多少、食事を楽しんでいるくらい。
        


そしてメインディッシュとクリームたっぷりのデザート(^_^;


        いやあ、おいしいわ…(^_^)
        前述のようにワインは別料金だけど、ホテルの宿泊費用に、
        ディナーがついているあたりがとても良い。
        いちいち焦らないで済むし(^_^)
        
        さて、夕食を終えて、部屋に入り、
        睡魔のかける眠りの砂に埋もれ、疲労が砂中で足を引きずるにまかせて、
        眠りに落ちるのでした。
        


そして、夜が来る…グリンデルワルドの灯が見える(^_^;


        
        
        

     明日は晴れますように……(^^;


        
        
        
        
        
        


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