食い物日記 番外編


  5/22-5/24 封印されたムール貝三昧の週末…(^_^;


     色々あって、本ページは封印されていました(^_^;


        まあ、ばれてるよーな気もするのだが、
        諸事情に鑑み、一定期間は公開せずにおきます。
        こんなこと書いても分からねえよなぁ…(^_^;
        
        さて、出張中の週末…総会屋による紛糾を議長の好判断で避け、
        予定よりも早い時間で終わったので、駅へと急行する(^_^;
        知人と待ち合わせて、「Shengen Agreement」によってチェックが
        緩くなったTGV専用ゲートを潜る(^_^;
        (詳細は同時期スイス出張編を参照くださいませ(^_^;)
        
        あ〜、写真だけ駄文抜きを希望の方はこちらへどうぞ(^_^;
        
        ちなみに、出発前には涙の苦労がありましたとさ(^_^;
        列車チケット手配担当になった私…現地のWEBで、
        ジュネーブからパリへのチケットを手配したのは良かった。
        『Only Last Seat Avirable』とか表示されたので
        そっこーで登録…しかし、ここで見落としたが…(^_^;
        
        このWEBで選んだのがPrint-Home−Ticket。
        しかし、これ、本来は注文すると家にチケットを届けてくれる
        というもので、しかも四日以上の日数が必要(^_^;
        で、駅で自動チケット受け取りを選んだものの、
        なんとスイスでは受け取れません!
        (…じゃあ、ジュネーブ発とか注文させんなよ…と思うのだが…)
        
        駅のサービスに聞いてもどーしようもなくて…
        …フランスまで取りに『歩き』ました(T_T)
        
        ジュネーブはフランスにめり込んだ地区なので、
        一番近いフランスの駅を駅員に確認。
        16番のトラムで終点まで行って、そこから先の、
        Annumause(アヌマスと読む)という駅を目指す…
        
        まあ、どいなかもいいところで、タクシーは走ってないわ、
        バスは時刻表とかけ離れた時間で運行するわ…
        暑熱の中、往復一時間半は歩きましたね…いや、筋肉痛になりました(^_^;
        


ちなみにそのAnnemaseの駅…綺麗なのは駅だけ(^_^;


        条件が分からなくてメールで質問したんだけど、
        48時間以内に回答っつったら、本当に48時間後に返事が…
        間に合わねえよっと(^_^;
        
        結局分かったのは、スイスで受け取ろうと思ったら、
        ローザンヌの支店以外は駄目ということ。
        ジュネーブの16トラムルート上にあるSNCFセンターも駄目(T_T)
        

     ということで『なんとかなる』と思っては行けなかったのでした(^_^;


        
        そんなこんなで、知人の宿や現地ツアーの手配など苦闘を重ねた末の
        出発だったのでした(^_^;


移動予定は三時間半、夕方七時過ぎ出発の十一時到着(^_^;


        新幹線を遥かに超える速度の列車が、
        平地に引かれた軌道の上を走るのだから少々怖い(^_^;
        ま、昨日のチケット取得行脚で疲労を極めた俺は、
        すかさず、爆睡モードに突入…(^_^;
        
        トイレの出入り口がボタン式で思わず悩んでしまった以外は、
        そこそこ快適な?道行きでした。
        


ちなみにこんだけ遠い(^_^;


        


さて、深夜のリヨン駅に到着してオペラ座まで移動(^_^;


        ここから徒歩圏内にホテルがある。
        本当にすぐのところにありました(^_^;
        まあ、チェックインしてすぐに寝ましたけどね。
        


なにせ翌朝は人もまばらな七時過ぎの集合(^_^;


        前泊でなければとても参加できない。
        初日のツアーなのでした。


途中にあったラーメン屋のメニューは…高けぇ(^_^;


        


予定より前にメンバーが集合し出発(^_^;


        三越前で集合し、コンコルド広場を通り、
        凱旋門を過ぎ、ブローニュの森を抜けて環状線に入る。
        

     ちなみに目指しているのは『モンサンミッシェル』なのでした(^_^;


        


バスの時間は休憩を挟み五時間(^_^;


        田園風景の中をひたすら突っ走る。
        ガイドの説明も町を抜けてからなくなり、
        (つーか、予備の運転手とフランス語で雑談してた(^_^;)
        ほぼ全員が居眠りモード(^_^;
        市内は快晴だったが、海岸線は曇り…
        


遠方に姿が見えた…で情緒もなく城に急接近(^_^;


        いや、そとから見る姿にこそ情緒があると思うのだが、
        いきなり駐車場に突っ込んで城の中を目指す…
        どんなもんかねぇ…(^_^;
        まあ、日本人向け突貫ツアーならではだろう。
        
        あまりにも何なので、見上げる所をムービーにて(^_^;(2.5MB)


そのまま城門を潜り城内へと進む(^_^;


        入り口に、巨大な狼と見まごう巨大な白い犬が寝そべってたのだが、
        せわしない入場に写真の余裕もありませんでした(^_^;
        
        *****このへんで、ふつうのうんちく(^_^;*****
        ノルマンディー地方南部・ブルターニュとの境に近いサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満の差が
        最も激しい所として知られる。潮の満ち引きの差は15メートル以上。
        このため、湾の南東部に位置する修道院が築かれた岩でできた小島は
        かつては満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていた。
        島の入口には潮の干満時刻を示した表示があり、満潮時には浜に降りないようにと記されている。
        最も大きい潮が押し寄せるのは満月と新月の28-36時間後といわれており、
        引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せる。
        このためかつては多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたといい、
        「モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」という言い伝えがあった。
        
        1877年に対岸との間に地続きの道路が作られ、潮の干満に関係なく島へと渡れるようになった。
        しかし、これによって潮流をせき止めることとなり、100年間で2mもの砂が堆積してしまった。
        急速な陸地化が島の周囲で進行しており、島の間際まで潮がくることは滅多になくなりつつある。
        かつての姿を取り戻すべく2009年には地続きの道路が取り壊され、
        2010年には代替となる新たな橋がかけられることが計画されている。
        


四連休のため、中はすげえ混雑(^_^;


        この時期以外、特に春前には日本人くらいしか
        いないんだってさ…まあねえ(^_^;
        


そして、わき目も振らずにレストランに入り飯を食う(^_^;


        なめられきった日本人集団として、
        奥の眺望ゼロ、窓際から隔離された場所に通され、
        さっさと注文して食えとばかりにせきたてられる。
        もうちょっと落ち着いてもいいと思うのだが(*_*)


ちなみに名物料理に旨い物無し?(^_^;


        昔ながらの作り方で作られた
        『プラールおばさんのオムレツ』を食べる。
        すげえタイミングで知人の嫁さんから、
        『いまオムレツ食べてる?』と知人にメールが入る…
        超能力でもあるんか?(^_^;
        
        ということで、ほぼ巨大な泡料理と思われるものを
        調味料なしで食べる…そんなにまずくは無かったが…
        別席にあった牡蠣とかムール貝が気になって
        仕方が無かった(^_^;
        
        ちなみに飲んだのは林檎の発泡飲料『シードル』
        なんだか林檎が名産?
        ちなみにこれを更に熟成すると『カルバドス』になる。
        


それはさておき、降り出した雨の中、城を上り始める(^_^;




城砦らしく、あちこちに水のみ場があったりする(^_^;


        さて、モンサンミッシェル、別途の『うんちく』のように
        同名の天使長のお告げによって岩山に築かれた教会かつ城砦。
        もっとも、教会を含む最上部は『メルヴェイユの棟』という名前。『棟』は誤植ではないらしい(^_^;
        




こんな形で、中方の殆どは岩盤という凄まじさ(^_^;


        
        その周りを覆うように協会やら部屋が作られている。
        中に入ってしまうと、とりたてて芸術的には特徴の薄い教会。
        ルート的には頂に上って教会と『天国に至る庭園』を見てから、
        時計回りに部屋を巡りながら下っていく事になる。
        
        途中にむき出しの岩盤のある回廊とかを通り、
        そこの岩に触れて願い事(適うらしい)をしたりして、
        通り過ぎていくことになる。
        
        その前に、上からの眺望をムービーにて(^_^;(6.5MB)


まずは『天国に至る庭園』と教会(^_^;


        この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地で。
        708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使・ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」
        とのお告げを受けたが、悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。
        ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、
        オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。
        翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、
        ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信してここに礼拝堂を作ったのが始まり。
        
        ここの庭園の周囲の柱は神聖な数字の組み合わせである137本で
        作られていたり、アダムとイブや、蛇が描かれていたりするのだが、
        芸術的には今ひとつピンと来なかった(^_^;
        
        教会ではミサが行われていた。
        そういえば、特徴としては時期的な問題で、
        ガラスが贅沢品だったので、派手なステンドグラスはなく、
        ガラスそのものが隠されるような工夫がされていた。
        
        


天井も特徴的(^_^;


        記憶に間違いが無ければ、この時期、
        木造船の需要が減って、船大工がその技術を活かして
        教会作りに参加していたらしい。
        そうなので、天井を見るとまるで船底。
        
        それと、教会の足元の石になにやら落書きっぽいものがあるが、
        これは落書きではなく、石屋が自分の売り上げを確認させるために
        刻み込んだものなんだそうだ。ひとつの店からでは、
        とても仕入れることが出来ないらしい。
        
        


そんなこんなで見学を終えて下り始める(^_^;


        


自由時間は一時間弱…とりあえず改めて周囲を遠望する(^_^;


        嘘か本当か知らないが、この辺の砂地は危ないらしい。
        砂の下に川が流れていたりして、結構遭難するんだそうな。
        まあ、砂地に降りないようにというのは、
        泥でバスが汚れるのを防ぐのが主目的だろう。
        
        事実、外からの方が景観がすばらしいし、
        かなりの旅行客が平然と歩いてたからなぁ(^_^;


そして土産を買う…残り時間は僅か(^_^;


        他にもTシャツとか買った(^_^;
        ムール貝も食べようとしたのだが、
        最初に入った店ではオーダーを取ってくれず時間切れ、
        次の店では、『フィニッシュ!』とか言われる有様(-_-#
        なめられとるなぁ〜(-_-#
        
        入った瞬間に『ムール貝』とか叫べば良かったかな?(^_^;
        確かに、日本人は注文も遅いし安いものばっか頼むから、
        嫌がれるのは分かるけど…この時期、地元の客でいっぱいだし…
        
        外人を見て逃げる人の多い国にいては…一般論には逆らえないかも(T_T)
        
        ということで集合時間の三十分程前に降りて、
        


陸地と島を結ぶ道の上から振り返る(^_^;


        やっぱこれだ…周囲の一望をムービーにて(^_^;(8.6MB)
        


ほとんどiPhoneでのサボった写真だったので、デジカメ版(^_^;

        


光学ズーム望遠で遠くからでもこんなにくっきり(^_^;




        
        薄い潮風に当たりながら汀まで行ったり、
        餌を取る鳥を眺めたりしながら何度も振り返る。
        晴天の下で見れなかったこと、
        外周を巡れなかったことがちょっと残念(^_^;
        

     バスに戻ったら、五分前でも自分が最後でした(^_^;


        
        さて、戻りは更に爆睡(^_^;
        知人はバスの中から夕飯のレストランをしっかり予約(^_^)
        混雑に巻き込まれながらも、夕方七時にはパリに戻り、
        ホテルに荷物を置いてから九時予約のレストランへ向かう。
        
        雑誌にも載っている『Le Bistro des Deux Theatres』
        気取った風も無く、学生と思しき面々もたむろする、
        気さくなレストランな感じ。
        


ワインつきコース(38Euro)を注文(^_^)


        なんとなく、外国語のメニューに慣れてきた感じ(^_^;
        海老と葱のオードブルに、赤ワイン


そしてズッキーニ添えホタテのソテー…うまい(^_^)V


        フランス料理は、ちゃんと選べば外れが無い。
        もともとがイタリア料理とはいえ…良い(^_^)
        
        最後の膨大なアイスとコーヒーで食後の時間も堪能して
        ホテルに戻り、そして翌日に備えて寝るのでした(^_^;
        

     翌日の集合は八時半と、ちょっとゆっくり(^_^;


        


ちなみにホテルの外観(^_^;




それでも勿論、人通りは閑散(^_^;


        


本日の目的地はベルサイユ宮殿(^_^)V


        


それにしても、やはりすげえ人(^_^;


        集まりが良かったので、入館予定の一時間前に到着。
        なので、脇を抜けてまず庭園を紹介される。
        8Euroなんだそうだが…実際にはパリの外周よりも大きい
        ベルサイユ宮殿とその庭園…一時間で8Euroは
        ちょっと勿体無い(^_^;
        ゆっくりと一日かけて回遊はしてみたいが…時間が足りない(^_^;
        


上から見ないと分からない幾何学模様の庭園(^_^;




        


予約の団体入り口はスムーズ(左)だが個人入館は長蛇の列(右)(^_^:


        入ってすぐ、簡単な荷物チェックを受ける。
        堂々としてれば、サイドポーチにナイフが入っていても、
        全く気にする必要はない(^_^;
        
        さて、入ってしまうと、意外と普通の西欧式宮殿。
        説明では、一般的なヨーロッパの宮殿は何世代にも渡って作り、
        増改築を繰り返すのだが、これは一世代で作られて、
        構造がすっきりしていて建築的に意義深いのだそうだが、
        


目立ったのは寄木細工の床とか?(^_^:


        右の写真は『コンコルド(調和)』をモチーフにしたもの。
        コンコルド公園の名前も同じ調和なんだそうな。
        
        ベルサイユが出来るまでは工芸品とかも
        イタリアからの輸入に頼っていて、外貨が流出する一方だったが、
        このときの方針変更で、内需に転化し輸出産業になったんだとか。
        不遇な時代をすごしたルイ十四世が貴族を信じず、
        自分で王政を行った故の結果らしい…
        まあ、秦の始皇帝も似たような境遇と思想の持ち主だが、
        永続性のある国家は作れないのだなぁ(^_^;
        


鏡の間はさすがに豪華賢覧だった(^_^:


        
        では大混雑の鏡の間をドーゾ(^_^;(16.6MB)
        
        儀式や外国の賓客を謁見するために使われた鏡の間は、1871年にドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の即位式が行われ、
        また第一次世界大戦後の対ドイツとの講和条約であるヴェルサイユ条約が調印された場所でもある。
        鏡の間にはたくさんの銀製品が飾られていたというが、ルイ14世は晩年になって、
        スペインとの王位継承争いが続いて戦費の捻出に困り、破産を免れるためにこれらを売って戦費に充てたという。
        
        ヴェルサイユ宮殿には王族用以外のトイレがなかった。
        宮廷の女性の大きくパラソルのように開いたドレスは庭園でそのまましゃがんで生理的な用を足すため。
        バラ園の隅などで事が行われたため「花を摘みに行く」という隠語が生まれたとされる。
        舞踏会の参加者も携帯便器を持参した(^_^;
        


ここから見える庭園も素晴らしい…ああゆっくり歩きたい(^_^:


        
        あとは、主に各部屋にテーマがあって、
        それに合わせた天井画があったので、
        説明もそこそこにそれにばっか見入ってました(^_^;
        


一般的に一番人気はマリーアントワネットの寝室だそうな(^_^:


        


あとはとりあえず写真を貼る(^_^:




続けて貼る(^_^:




とりあえず、こんな感じでした(^_^:


        一通り見たところで、残りは自由時間。
        庭園に後ろ髪を引かれるが…残り時間は30分。
        まあ、突貫ツアーの悲しさである(T_T)


お土産はピンバッチが無かったのでマグになりました(^_^:


        これで飲むお茶はフランス宮廷の香りがするかも…
        知れないけど、底面にある釜は知らないものでした(^_^;
        
        この辺で時間となったので…
        とりあえず三六〇度で(^_^;(7.6MB)
        
        バスに乗り、パリに戻ったのが昼前。
        ガイドに聞いた『ムール貝料理』のチェーン店『Leon De Bruxelles』を求め、
        緑の看板と屋根の店を探してオペラ座正面の通りを突き進む。
        
        途中、オペラ座の前でロール(^_^;(7.2MB)
        
        結構簡単に見つかり(そりゃそうだ)
        店の前でメニューを見ると、そりゃもう選択肢が沢山で嬉しい(^_^)
        早速店に入って、ビールと海鮮クリームスープ仕立てと
        エスカルゴ(風味?)ガーリックバジル焼きを注文する。
        


美味い!!!幸せである(>_<)


        更に、海鮮ノーマルも頼んだのでした。
        時期が早かったのか小粒だったけど、
        腹いっぱいムール貝を食ったのは、初めてでした…
        ああ、反芻する紙幅の、あのひと時(-_-)
        
        こんだけ食ってビールを二杯飲んで、
        一人35Euroでした…リーズナブルだ…
        
        食事が終われば列車の出発まで残り時間が一時間半。
        オペラ座を見学しようとしたのだけど、リハだったので断念。
        ということで、早々にリヨン駅を目指し、
        またしても爆睡の時を過ごしてジュネーブに戻ったのでした(^_^;
        
        


あ〜、終わった〜


        

     こうして、無事突貫ブラインドツアーは終わったのでしたぁ〜(^^)/~~~


        
        
        
        


食い物日記本部へ


MY TOP PAGE


INFORMATION